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2009年5月16日 (土)

<資本主義>の限界?2

 ここのところのNYでもTYOでもダウや日経平均の上昇を見ると100年に1度といわれた今回の金融→経済危機も収束か?とも思ってしまいますが。どーなんでしょー?
 ガイドナー氏なども金融危機の再現はないだろうという見解に至ったようですが。あとは実体経済の成長率ダウンの覚悟さえできればOKなんでしょーか?
 まるでバベルの塔みたいな都市ドバイでも地価の下落率は日本のバブル崩壊と比べれば圧倒的に少なく8割程度。逆にいかに日本のバブルとその崩壊は大きな落差をともなったのか、ということが顕わになってきます。この「落差」には大きな謎と恐ろしい事実があるようですが…。『なぜ世界は不況に陥ったのか』にはそんな恐ろし~日本の経済の歪んだ構造が指摘されていて、かつダウナー?な状態が長期にわたって続く可能性がテイネイに説明されてます…「失われた10年」の原因の説明としていまだに包括的な実証研究はHayashi-Prescottぐらいといわれる「林=プレスコットの議論」の説明があります。必読ですね!

●経済危機の規模は?
今回の経済危機は、数値的にいえば経済規模が1/4にまで縮小すれば、そこで終わりという観測はあります。日本のバブル崩壊後の地価の下落、特に都市圏以外の地方の地価の下落率は1/100、1/200あるいはそれ以上だったところもありましたが。逆にいえば、日本のバブル経済はそれほど無理矢理に膨らませていたワケで、まさしくバブルそのものだったワケです。それがもとに戻るのは歓迎すべきことであって、その逆ではありません。バブル崩壊や経済危機ほど、まるでデフォルトであるかのように存在したイレギュラーを正すチャンスでしょう。そこでこれを好機として捉えたのが改革派の登場でした。

アメリカのGDPの7割以上が消費関連ですが、そもそもG7という先進国の条件は選択消費がGDPの半数を超えている状態の国家です。選択消費は生活必需そのものではないので選択しなければ(消費しなければ)、それはそれで済んでしまう消費です。つまりこの選択消費をしなくても生きていくには関係ない…というものである可能性は大きいのです。バブルとは如実にそういう経済状態を示していました。通勤に使う自動車がランボルギーニである必要はない…ただ単にそういうことでしょう。仕入値50円のネクタイピンやカフスを2000円や5000円や1万円で買って身につける必要もありません。それは嗜好の問題であり、かつ購入可能な経済状態に自分があるかどうかの問題です。

●ソロスの<矛盾>の示すものは?
自分の行為を「投資ではない投機だ」と述べ、「すべてを市場へ」と主張しながら「市場は規制せよ」ともいうジョージ・ソロスの一見支離滅裂な姿勢と言い分は何なのか? まあ、自分は得したい儲けたいと思っているのに外資をハゲタカ呼ばわりしたりホリエモンを罵ったりするのが日本のメジャーかもしれないので、ソロス程度の滅茶苦茶な言い分はしょーがないかもしれませんが。w

でも、そこには大きなヒントがあります。ソロスは個人の中に2つの位相を持っている、あるいは個人が持っている2つの位相を躊躇なく表現することができるのがソロスなのだ、ともいえます。これはユダヤ人同胞の財産を没収するような(耐えがたい)仕事に就いて自らの生きる道を切り開いてきた親の姿を間近にしてこその経験の結果なのだろうと思います。ある意味で(宗教的いえば)自分の原罪や間違いを直視できるからこその達観?であり認識なのかもしれません。

●75%凹めばオワリ!?
ソロスの予想でもヘッジファンドの総資産は1/4に縮小するだろうということ、選択消費論による1/2~1/4の縮小と併せて考えても、世界経済の縮小は最大で1/4程度、つまり75%程度のマイナスではないか?…と考えることができます。

世界の実体経済が6~7000兆円といわれ、グローバル・マネーの合計が2~3京円といわれています。6京とか8京だのという計算があるようですがファンズ・オブ・ファンズの冪上性を捨象すると2~3京円というのが適当だと考えられます。そうであれば実体経済の3~4倍程度のマネーが出回っているということであり、これは特に多すぎるワケではありません。たとえば、これは住宅や自動車など5000万円相当の実体経済の財を所有している人が2億円のマネーを所得(生涯賃金)として得ると考えると全く普通のことであることが分かります。

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池田blog「資本主義の失敗」で指摘されている「個別には合理的行動の集計が社会的に過剰なリスクをもたらす」という状態は資本主義の矛盾ですが同時に動因であり、資本主義そのものであるような気がします。またバブルも必然で「グリーン革命」で次のバブルを「環境」だとする指摘は少なくない同じ意見がありそうです。排出権などを証券としてトレードする資本主義の何でもアリ的なスゴサと、それを臆面もなく国家戦略とするアメリカのようなアタマのイイ国家…心配なのは日本のザマですね…。

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コメント

サイト運営し始めた者なんですが、相互リンクしていただきたくて、コメントさせていただきました。
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こちらより、相互リンクしていただけると嬉しいです。
まだまだ、未熟なサイトですが、少しずつコンテンツを充実させていきたいと思ってます。
突然、失礼しました。
s2RGWjLs

投稿: hikaku | 2009年5月16日 (土) 16時02分

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