« 2017年3月 | トップページ | 2017年5月 »

2017年4月

2017年4月20日 (木)

<直接性>を空間化度とする感覚

触覚の空間化度は、これ(視覚聴覚)とまったくちがっている。
触覚はもしあらゆる連合作用と視覚の補助とを排除すれば、
形態を識別することはできない。色彩を識別することもない。
また、距離をもつこともない。
いわば運動そのものの直接性ともいうべきものである。
この運動の直接性の感覚が、触覚の空間化度である。

嗅覚や味覚のような原始的感覚において、
わたしたちは、触覚よりもさらに原初的な直接性をみることができる。
それは、いわば滲透の直接性の感覚ともいうべきものである。

(『心的現象論序説』【Ⅲ 心的世界の動態化】「3 度(Grad)について」P100)

視覚と聴覚は可視光線と空気という均質的な空間性を媒介(メディア)とし、対象の外延としてそれを感知します。触覚では直接に対象に触れ、そのレスポンスは自らの運動性そのものによります。嗅覚や味覚ではレセプターにより直接に対象を感受します。生物の発展段階がそのまま反映されているといえるそれぞれの感覚のステージと種類。原始的な単細胞の生物から現代の人間の個体まで、その感覚の発展にはそれぞれの生命の特徴が現われてもいます。人間の身体はその時間性においてこれらの感覚からフィードバックされる空間化度を統御 しています。


享受・受容・感覚の位相?

     代謝レベル       体内感覚      内臓性  ↓   体内感覚

     分子レベル       味覚、嗅覚    浸潤性  ↓   味覚

                                 ↓   嗅覚

     物理レベル(ロー)   触覚と運動    接触性  ↓   触覚
     物理レベル(ハイ)   聴覚       共振性  ↓   聴覚
     物理レベル(超)    視覚         化学性  ↓   視覚

     情報レベル       脳、神経       情報性    ↓   頭脳感覚

     *(↓)は影響を与える方向。観念の作用はこの逆方向。

2017年4月 7日 (金)

知覚をなす身体の<時間化度>

それぞれの感官による感覚作用は、それぞれに固有の空間化度をもっており、
この空間化度は、生理体としての<身体>の時間化度にむすびついて知覚受容をなす…
これが、原生的疎外の心的な領域における感覚の空間化度の一次対応の本質である。

知覚受容に結びつく時間化度の概念は、

人間の<身体>を生理的自然体とみたときにかんがえられる神経伝播の速度であり、
神経生理学者のいう<クロナクシー>によってこの時間化度は規定される。

(『心的現象論序説』【Ⅲ 心的世界の動態化】「3 度(Grad)について」P101)

☆「神経生理学者のいう<クロナクシー>」というのは「生理的自然体」である身体の時間性で、感覚が作用するための最低刺激量であり閾値として基礎になるもの。身体の時間性はボディ・クロック(あるいはシステム・クロック)として各感覚や観念の時間性を統御しています。

 各感覚の一次対応の空間化度は、この身体の時間化度によって統御され、TPOで微妙に異なる知覚受容を生成していきます。感覚や観念の空間化度は相互に時間性(<構造的時間性=システムクロック≦ボディクロック>)を媒介してシンクロしています。
 「人間個体のあらゆるイレギュラー=異常や病気は、この個体のクロックをシステムクロックとしたコントロールからハズレること」です。

クロックとシンクロ

了解の系としての4つの時間性=クロック

« 2017年3月 | トップページ | 2017年5月 »

ポチッ!としてくださ~い!

  • ポチッと! お願いしま~す!

クリックお願いしまーす

1クリックどーぞ!

2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

最近のコメント

無料ブログはココログ