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2017年1月19日 (木)

心的現象の時間性と空間性

原生的疎外の心的領域を内在性としてかんがえる場合
<身体>の生理的時間性と現実的環界の自然的空間性との
一次対応をもとにする時間化度と空間化度を基軸として想定した。

そしていずれにせよ<異常>あるいは<病的>な現象では、
この一次対応は失われるものとかんがえてきた。


心的領域では
かならずある時間性と空間性の内在的な度合(Grad)によって
対象的認識も、本来的認識も変容をうける。

『心的現象論序説』【Ⅲ 心的世界の動態化】「3 度(Grad)について」P99)


心的現象論は時空間概念の駆使によっていわゆる現象学的なものを超えていきますが、それはむしろ物理学的なニュアンスやヘーゲル小論理学のようなニュアンスであり、そこにマテリアルとテクノロジーあるはエンジニアリングに親和的な印象があります。これは思索者である吉本隆明がフランスの化学を専門とし物理化学的な概念や数理的な方法に優れていることによるもの。心理や上部構造分析において真に科学的なアプローチをしてきた詩人の不思議に見えてしまう強度が発揮されています。

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