根源的な世界との関係2
●2つの自意識
母という世界との関係は反復することにより2つの認識を確立していきます。
反復から抽象化される自己同一性。
反復から対象化される自己関係性。
自己同一性は「ワタシはワタシ」という言葉で表せる即自的な自意識であり、自己関係性は「ワタシのワタシ」という言葉で表せる対自的な自意識です。
自己同一性は抽象化された自意識であり、反復する再帰性における不変的な意識だといえます。自己関係性は対象化された自意識であり、反復し再帰するごとの変化の可能性と外部性の意識だといえます。
ワタシはワタシ
自己同一性・自己抽象性
即自
強度・概念・自己確定
現実界
知覚からの離脱
ワタシのワタシ
自己対象性・自己関係性
対自
場所・規範・指示決定
象徴界
ベクトル変容
☆常同反復から<自己同一性>と<自己関係性>という基礎となる2つの認識が確立されていきます。臨界の固定化でもある常同反復は、同時に限界を拡張していく認識の前提でもあり、すべての認識はここを起源として生成します。
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