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2015年7月

2015年7月21日 (火)

世界と規範と概念2

 規範の初源となるのは<いま、ここ>であり<原生的疎外>の領域ですが、ベクトル変容した<純粋疎外>の領域では知覚から意志や理性まで、<自他不可分>の対象性(あらゆる可能性=時点ゼロ)として存在します。

 

母との分離、母との関係からの分離は世界の対象化であり、その自己分離と確立が成長です。


      最初の環境である母体、
      最初の他者である母、
      最初の社会である母との関係、
      そして最初の物語である母との物語。


 そこには、自己にとって<母=世界>という環界からの規範化と、それへの<自己の対応>が確定していく過程があります。


 <自己の対応>の基本は認識することであり、対象の概念化です。
 対象である<母=世界>との反復される関係から、対象は抽象化されて概念化します。
 並行して対象は命名されていきます。
 規範化の前提には形態認識があります。<いま、ここ>が場所であり、前提となる身体とともにそれらは空間性です。これらの空間性を識知する形態認識がリアルのはじめにあります。

                          (NOBORUのブログ「2つの認識の基礎」

☆認識の位相に<イメージ(心像)><形像><概念>があり、同時にこれらは<規範>から規定されています。この自己抽象と自己関係のトーナリティが、ある特定の現存在になります。

2015年7月10日 (金)

世界と規範と概念

 環界である母や世界との関係を反復することで2つの認識が確立していきます。

 

反復から抽象化される<自己同一性>は、時空間意識の根源となります。抽象性そのものが<時間意識>の、自己への関係性そのものが<空間意識>の根源です。この時空間意識を基礎に<概念>が形成されていきます。反復による冪乗化は強度となります。「ワタシはワタシ」という自己限定に象徴される自己確定していく意識です。

 

反復から対象化される<自己関係性>は、意識の起点である場所=<いま、ここ>を形成します。この場所の前提には(そこに居る)<身体>があります。これらは認識の基本となる時空間性の生成であり、ここから<規範>が構成されていきます。<規範>は共同性が依拠するフレームとなります。「ワタシのワタシ」という指示決定された意識は自己分離のはじまりです。

                          (NOBORUのブログ「2つの認識の基礎」

☆すべての認識は微分すれば時空間意識になります。この初源の時空間意識は<反復される生>そのものから析出するもの。それは内コミュニケーションの始まりである母という世界との関係の反復です。初源となる2つの認識は<概念>と<規範>として環界を把握する世界視線を形成しながら、根源的な世界との関係を認識していきます。この<概念>と<規範>が同致する(=シンクロする)ことによって言語は心的に生成します。

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