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2015年5月

2015年5月27日 (水)

デジャブとクオリアがわかる「共同幻想」

デジャブとクオリアがわかる「共同幻想」

 
デジャブとクオリアがわかる「共同幻想」
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この著者の作品一覧

著者  大江昇  おおえのぼる

電子書籍:作品紹介PDF形式 電子書籍
 共同幻想で有名な未帰還者である吉本隆明さんの「共同幻想論」と難解で有名な「心的現象論序説」の新しいガイドです。プロや学者にも読まれているセレク トと、ハイイメージ論やアフリカ的段階など新しい読者向けで今後の展開を予期させるものを入れました。サイエンス本として刊行予定されていた本のベースに もなるものです。吉本ファンの方に手応えのある内容ですが、はじめて読む人にも1、2行の意味が分ってもらえればそれが吉本ワールドへの入り口になると思 います。強調やアンダーラインされた部分だけでも思考が進むように表記してあるのでビギナーでもOK。

 今後の予定であるゴーストやデジャブ、クオリアを可視化するための前提となる基礎が書いてあります。気が向いたところから読んで、ポイントになる数行が理解できれば、だんだん思想や哲学全般も概観できるキッカケになると思います。

2015年5月26日 (火)

すべてがはじまるところ=<志向性>

<外部への認知>を<内部への認知>に絶えず組み込んでいく認識の循環が心的システムそのもの。
最重要なポイントは、この<外部へ>あるいは<内部へ>…という<志向性>です。
ここから、すべてがはじまるのであり、この<志向性>の変容が病や異常ということになっていきます。

☆これは‘言語美’(『言語にとって美とはなにか』)的なタームでいえば…<指示決定>を<自己確定>に絶えず組み込んでいく認識の循環が心的現象そのもの…ということになります。また、<指示決定>を…というのも、<自己確定>に…というのも、そういった<志向性>そのものがポイントであることを示しています。

     個体にとって<そこに在ること>が
     <そこに居ること>として認識された瞬間から
     関係の空間性とその了解の時間性が生じる。
     これを原関係と原了解とする。
                 

                  (独解、吉本さん羊書「感覚に志向性」P101)

ただ<在る>ことが、対自的な認識=志向性が生じてはじめて<居る>ことになります。すべてが、ここからはじまるワケです。

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