無意識がはじめる2
<内部への認知>は絶対に言及できないモノゴト≧自己そのものを動因としています。
<外部への認知>は認知を予期できる可能性を担保として作動します。
<内部への認知>は絶対に言及できないモノゴト≧自己そのものを動因とする
あるいは
絶対に言及できないモノゴト≧自己そのものを動因とする<内部への認知>
....以上のように考えられます。
<外部への認知>は認知を予期できる可能性を担保として作動する
あるいは
認知を予期できる可能性を担保として作動するのが<外部への認知>
....以上のように考えられます。
・自己言及が不可能な領域 (自己矛盾)
ゲーテル的限界を特徴とする自己言及できない領域としての無意識
自覚できない自己意識としての無意識
・不可知な領域としての無意識 (認知不全)
指示決定されながら自己確定不能の対象(性)としての無意識
外部からの情報に対する不可知であるがゆえの無意識
☆<内部への認知>と<外部への認知>はそれぞれ<植物的階程>と<動物的階程>に対応しますが、さらに、ファンクショナルなものとして吉本の概念装置に『母型論』で提出された<内コミュニケーション><外コミュニケーション>があります。ここでは拡張して<内コミュニケーション>には代謝やレセプターレベルの応答も入れ、意識外(無意識)の細胞間コミュニケーションや10000分の1秒でレスポンスする実母の声音の影響なども対象にしています。むしろこちらの方が重要かもしれません。<外コミュニケーション>は基本的に言語を媒介とするものです。
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