« 志向性としての時間性・空間性 | トップページ | 「像としての文学」から5 »

2014年9月 7日 (日)

人間のはじまるところ=現存性のTPO

人間の現存性を支えている根拠は
<わたしは―身体として―いま―ここに―ある>という心的な把握である。

<いま>は現在性の時間的な言い回しであり、<ここ>は空間的な言い回しである。
このばあいもっとも問題になるのは<ある>という概念である。

(『心的現象論本論』「関係論」<33 <うつ>という<関係>(3)P177)

■<時間的>と<空間的>の2つの特異点。それぞれから現存在を構成する<自己抽象>と<自己関係>の2つの系が生成されます。<ある>ということを契機とする人間の存在がはじまるところが説明されています。


           
心的現象論本論

著:吉本 隆明
参考価格:¥8,640
価格:¥8,640

   

« 志向性としての時間性・空間性 | トップページ | 「像としての文学」から5 »

心的現象論」カテゴリの記事

re吉本理論」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 人間のはじまるところ=現存性のTPO:

» 旅や引越しでもリセットできる! [NOBORUのブログ]
TPO=場所的限定という原点  ある精神分析医の本に、引越しをしただけで統合失調 [続きを読む]

« 志向性としての時間性・空間性 | トップページ | 「像としての文学」から5 »

ポチッ!としてくださ~い!

  • ポチッと! お願いしま~す!

クリックお願いしまーす

1クリックどーぞ!

2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

最近のコメント

無料ブログはココログ