享受・受容・感覚の位相?
代謝レベル 体内感覚 内臓性 ↓ 体内感覚
分子レベル 味覚、嗅覚 浸潤性 ↓ 味覚
↓ 嗅覚
物理レベル(ロー) 触覚と運動 接触性 ↓ 触覚
物理レベル(ハイ) 聴覚 共振性 ↓ 聴覚
物理レベル(超) 視覚 化学性 ↓ 視覚
情報レベル 脳、神経 情報性 ↓ 頭脳感覚
*(↓)は影響を与える方向。観念の作用はこの逆方向。
人間の認識を言語のレベルでだけ考えても限界があります。
それぞれのレベル間での情報の交換や照応の中で特定レベルからの認識の志向性がどのような具合に遠隔化されたり近隔化されたりするのかを考えます。下層レベル(より身体寄り)の鍛練をすると上層レベル(より観念寄り)の認識力が強化されることはアメリカをはじめとして乳幼児教育から健康増進の現場で確認されつつあります。
もちろんスタートでありゴールには原意識・原志向性が生成する"場" があります。心的現象論からハイ・イメージ論まで、すべてこれらを前提とした認識論であり、吉本理論の驚異的なトーナリティがそこにあります。
« <純粋視覚>について | トップページ | セロトニンとドーパミン »
「re吉本理論」カテゴリの記事
- 根源的な2つの問い(2015.10.09)
- 根源的な世界との関係2(2015.09.21)
- 根源的な世界との関係(2015.08.31)
- 規範と概念と言語(2015.08.07)
- 世界と規範と概念2(2015.07.21)
「羊書」カテゴリの記事
- <モノ>と<イメージ>の認識(2017.07.31)
- <心像=イメージ>という認識のラジカル(2017.06.29)
- コトバ相互の関係性=文法(2017.05.23)
- <直接性>を空間化度とする感覚(2017.04.20)
- 知覚をなす身体の<時間化度>(2017.04.07)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント