「瞬間論」から2
感覚する過去と行為する未来とを、了解の時間としてじぶんの身体で統覚する…。
(『ハイ・イメージ論Ⅲ』「瞬間論」P45ちくま学芸文庫)
■感覚と行為を媒介する身体が認識の基礎であることを考察している。身体に還元できない心的現象もこれを前提としていることに留意。
感覚する過去と行為する未来とを、了解の時間としてじぶんの身体で統覚する…。
(『ハイ・イメージ論Ⅲ』「瞬間論」P45ちくま学芸文庫)
■感覚と行為を媒介する身体が認識の基礎であることを考察している。身体に還元できない心的現象もこれを前提としていることに留意。
過去は…いま感覚の対象になったものそのものだ…。感覚で受け入れたものを即座に了解する時間が、単位の極小の時間性とみなされるからだ。
未来は…空間的な対象になったじぶんの(行動の)自己了解の時間だ…。この時間は…自己了解という(行動の)時間そのものだ…。
ほんのすこし過去に感覚し、同時にほのすこし未来に行為しているじぶんが、おなじ身体に統一されている…。
行為するじぶんの了解をつぎつぎに感覚する自分の了解のほうへ流れ作業のように送り込みながら、現在の瞬間という意識を保っている…。
(『ハイ・イメージ論Ⅲ』「瞬間論」P44ちくま学芸文庫)
■身体と観念その関係へのラジカルな考察があってはじめて可能な解となっている。
ハイ・イメージ論3 (ちくま学芸文庫)
著:吉本 隆明
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わたしはこのウィトゲンシュタインの言葉をたよりにハイ・イメージ論を書きはじめたのではない。
まったく逆だ。
わたしが現にやりつつあるのとをおなじ言及を、ウィトゲンシュタインのメモからここに書きとめただけだ。
(『ハイ・イメージ論Ⅱ』「パラ・イメージ論」P230ちくま学芸文庫)
■マルクス、フロイト、Mポンティなどともにウィトゲンシュタインへの考察もラジカル。
ハイ・イメージ論2 (ちくま学芸文庫)
著:吉本 隆明
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日本人でなければそのデザインの根源は、ほとんど絶対に判らない… (『ハイ・イメージ論Ⅰ』「ファッション論」P34ちくま学芸文庫)
みんなが身に着けるているからじぶんも着る、という答え方にはふかい意味がかくされている。 (P40)
色彩は自然を模倣するが、配色は論理を模倣する… (P51)
ハイ・イメージ論〈1〉 (ちくま学芸文庫)
著:吉本 隆明
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■コム・デ・ギャルソンのファッション・ショーを観てインスパイアされた吉本隆明さんが書いたファッションについての論考。
メモなどのblogです。知り合いからナゼwebやblogを止めてるのか?とここ何年間かいわれてきたので、じゃ、何かしよーかなとも考えますが、基本怠け者ですので…いちばんの思いは何ゴトもしたくない…でしょーか…w
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