イナイイナイバア
<p><p><p><p><p><p>■イナイイナイバア・・・ 97/8/30</p></p></p></p></p></p>
赤ちゃんをあやして、笑顔や可笑しい顔をします。
でも、笑顔だけ可笑しい顔だけといった単調な表情では、
赤ちゃんは笑わなくなります。
表情の変化がなければ赤ちゃんは笑いません。
そこでするのが、イナイイナイ・バア。
イナイイナイ・バアは何度くり返しても、赤ちゃんは笑います。
イナイイナイとバアの簡単な組み合せ。
くり返す、くり返し。
顔の見えないイナイイナイは
赤ちゃんがひとりぼっちになる瞬間です。
赤ちゃんの瞳は、いっしょうけんめいに誰かを探します。
バア
ここだよ バア
赤ちゃんは誰かの顔を見つけたとたん笑いだします。
イナイイナイバア
赤ちゃんの時から知っている、出会いと別れ、ですね。
大人になっていろいろなことを知るわけでもなく、
赤ちゃんだから何も知らないわけでもありません。
出会いと別れのワンセットになった感覚と感情は、
すべての人間の感性の源。
大人の文化は、
この出会いと別れの微分にすぎないのではないでしょうか。
このゼロ(出会い)と無限大(別れ)を行き来する距離感こそ、
認識のパースペクティブ。
それは、たった一つの、認識の原点。思想の源のハズです。
(97/8/30)
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