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2009年1月20日 (火)

心的システムという究極

 心的システムという究極へ向かって生成するのが心的システムそのもの。境界を自己生成するという生命の特徴そのものを論拠としたクールなオートポイエーシス理論はラカン派がシステム理論との融合?をトライするキッカケを作ったりしました。<境界>そのものは何なのか?というオーダーをすれば吉本理論からの次のステップである<境界=ゼロ>のヒントとなります。<自他不可分>の<純粋疎外>状態の定義です。

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『オートポイエーシス―第三世代システム』 (河本 英夫・青土社)

 従来のシステム論を超える第三世代のシステム論として「オートポイエーシス」が考察される。結論からいえば「オートポイエーシスは境界をみずから作り出すことによって、そのつど自己を制作する」と著者は考える。
 そこでオートポイエーシスのなかでも最も複雑で典型的な自己言及システムである心的システムが考察される。心的システムの固有の特徴として観察システムの出現が指摘され、最終的な問題提起がなされていく。観察システムの本性として「自己を世界との関係で捉え」ることが論証され、ルーマンやドウルーズへの批判的な検討とともに無意識への否定が示され、システムの基本的定義に戻る....。
 カフカの『審判』を題材にした終章は『審判』そのもののように開いたまま閉じられる。それは読者個別のそれぞれの現実に作動可能な一冊だということを示してるようだ。

 本書は理論書だが、本書から大きな影響を受けた本として斎藤環の『文脈病』があり、斎藤の現在の批評活動そのものもシステム論との反復作動が目立つ。

 またオートポイエーシスの最重要概念である「自己の境界を区切るというシステム-環境」を支える「位相学的座標軸」などは、ほとんど吉本隆明の『心的現象論序説』における基本概念の「原生的疎外」「純粋疎外」などの位相学的構成 とオーバーラップする。
 本書はさまざまな散種が期待される一冊だといえるだろう。

           
オートポイエーシス―第三世代システム

著:河本 英夫
参考価格:¥2,730
価格:¥2,730

   

(2004/3/26)
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