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2007年1月27日 (土)

妹・コモート・ソモートか?

ソシュールでは.......

 「妹」という言語は「妹」という概念(記号的にみればシニフィエ)<イモート>という音像(シニフィアン)とがむすびついたものになります。

吉本理論では.......

 「妹」という言語は〔妹〕という概念に対応する表現体(実体)です。

そしてソシュールに対して、次のような正当な疑問が示される.......

 〔妹〕という概念が<イモート>という発音と結びついていなければならない必然はもともとありません。つまり<イモート>でなく<コモート>でも<ソモート>でもいいはずです。


 ソシュールもチョムスキーも紹介される以前に、マルクスの疎外論などから言語論を構築した吉本さんは、『ハイ・イメージ論Ⅱ』の「拡張論」ではソシュールを読みながら再度マルクスの経済理論を参照しつつ言語論の拡張を略っています。

 ソシュールが<話すコト>と<聴くコト>を対象にし、<文字>や<書くコト>を捨象した理由を探ることによって、ソシュールの真意を明らかにし、自らの言語論の説明とされていきます。また、発話行為を説明できても、発話の動機、発話を続ける理由がソシュールには説明できないことを指摘。その静態的な理論こそが既存の理論を内破し、それこそがソシュールの意図だったのではという示差はスリリングです。

 ソシュールへの検討は批判的にみえながら、大逆転であるかのようにソシュールのラディカルな破壊的な意図を指摘し、同時に自らの段階論への基本的なアプローチを示すなど余裕と可能性にあふれた内容です。

(2004/8/27)

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